講中に伝わる唄お題目

 平成29年7月8日 中原地区講中「鬼子母神講」と北中地区講中「お題目講」の講員が、本門寺本堂に集い、各地区に伝えられてきた「お題目」のレコーディングを行いました。

 午前11時から午後2時までの長時間にわたる録音でしたが、皆さん懸命に唄っていただきました。

 曲目は・長お題目(①伝中原②伝北中)③みじかお題目(地区共通)④うた題目(13番・伝中原)

 出張レコーディングということで、新発田「SMDstudio」( 新潟県新発田市三日市609番地)の皆川氏が専用機材を本堂に搬入し、セッティング、録音いただきました。

 今回の録音は、各地区のお題目講が時代の流れと共に徐々に後継者が少なくなっており、まだ「お講」が続いている段階で、記録として残し、また次の世代へと引き継ぎたいという意向から取り組んだものであります。

 中原地区では鬼子母神講(毎月8日お寺に集う)、北中地区ではお題目講(月に一度、講員の宅を輪番で回る)が営まれており、下相川地区でも二種類のお題目が伝えられています。かつてはブドウ地区や板屋越地区にも「お講」の習慣があったそうです。 

 伝統的儀式や慣習の中、ご先祖さまへの孝養の道を歩む中に世代間を結び、伝統的な習慣を学び伝え、世代間の大切な交流の機会を、守っていきたいものであります。

録音したCDを希望される方は当山までご連絡下さい。

 


法華宗 十方山本門寺

法華宗 十方山 本門寺  鬼子母神さま  鳥居三十郎ゆかりの間

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