平成の大改修3

ビフォーアフター①

旧本堂唐破風門の老朽化と腐敗・虫食いは著しく、当初は利用しない設計でありました。トーアさんの計らいにて、再利用する方向へと変更し、二重唐波風門という構想を実現させました。

洗浄→再塗装(防腐・防虫)全面への張り出しを3寸ほど削り、再設置。新唐波風と二重の構造に組み合わせる。かみ合わせの設計は幾通りも試行錯誤され最後に完成をみる。

旧唐波風門の龍の彫刻部は破損・虫食いによる空洞化著しく、再利用はしない予定でありましたがトーア株式会社さんの技術により燻蒸処理・彫刻復刻・欠落部補強・極彩色を施すことにより息吹を取り戻し、現在は本堂内部欄間に設置しました。

記念品の「柘榴絵入り湯呑み」は当山檀徒 陶芸家「やまや陶房」鈴木和弘先生に制作いただきました。平成26年2月、最も冷え込む時期に一ヶ月の制作期間をかけ、窯入れの際は住職も窯前にて窯の安全と陶器を通じて多くの福徳が運ばれますよう祈念の読経を捧げました。「ザクロ」は当山本尊に勧請される鬼子母神さまの象徴で、種子と実を沢山に結ぶ果実は繁栄のシンボルでもあります。


法華宗 十方山本門寺

法華宗 十方山 本門寺  鬼子母神さま  鳥居三十郎ゆかりの間

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